社長インタビュー

「伝わる」を想像しながら、次のコミュニケーションへ。 「伝わる」を想像しながら、次のコミュニケーションへ。

「伝わる」を創造しながら、
次のコミュニケーションへ。

地域に根ざし半世紀真の総合情報企業へ

 当社は1968年、活版印刷を事業の柱に創業しました。それ以来、時代を見据えた設備の導入、社屋の完成・拡充を図りながら、地域の発展と共に歩み続けてきました。東広島市は広島県のほぼ中央部に位置して、大学・高等学校などの教育機関、企業が集積する工業・流通団地をはじめ、若い世代の人口増加を重ね、全国でも希少なポテンシャルを持つ都市として注目を集めています。
 その一方で私たちの業界を取り巻く環境も大きく変化してきました。デジタルによるペーパーレス化、インターネットの普及、スマートフォンやタブレットによる情報メディアの進化など、当社も一般の印刷会社という枠にとらわれない、ボーダーレスな総合情報企業にふさわしい事業を展開していかねばなりません。創業からの半世紀は、これからの通過点。次の100年企業を目指して、今谷印刷は新たな飛躍に挑戦します。
 歴史のある印刷部門でも、近年はイベントなどの企画を提案するプロモーション活動、インターネットのサイトと連動した広告・宣伝活動、サインや看板のディスプレイ分野にも実績を上げています。もともと当社は大手印刷会社や広告代理店の下請け業務を拡大せず、地域の自治体や企業・店舗と直接取引きする仕事にこだわり続けています。それだけにご要望やニーズを的確にキャッチ、選ばれる企画・デザイン・印刷品質を、安定して提供する必要があります。現在も印刷物の売上高はウェイトが高く、地域での信頼と実績は自負できるものと言えるでしょう。こうした強みを活かしながら、お客様には「今谷印刷はオールラウンドな提案ができる」と評価いただけるよう、情報の創造力を高めていきます。
 情報を提供するという私たちの仕事は、「伝える」という言葉に置き換えることができます。「伝える」は提供だけの意味になりますが、これを「伝わる」に変えれば、お客様の一人ひとりが共感して、情報を共有する意味に深化させることができます。当社も提供するだけの事業から、共感・共有いただける情報提供を目指す、IMATANI・コミュニケーションの理想を追求していきます。
 印刷・広告・コミュニケーションを取り巻く環境は、今後も数年、いや、数ヶ月単位で激動する可能性があります。企業もそうですが、業界に携わる私たち、これからを担う人材には、いっそう柔軟でフレキシブルな考え方や対応が欠かせません。それでも当社が培ってきた「誠実・勤勉・礼節」の伝統を守り、揺るぎないモノづくりへのこだわりを貫くことを忘れず、歩み続けていきたいと考えています。

携帯通信事業を柱に新たな成長領域へ

 今谷印刷にはもう一つ、事業の顔があります。それがNTTドコモと代理店契約を結び、ドコモショップを展開する携帯通信事業です。印刷会社がなぜ?と思われるでしょうが、当社のドコモショップ事業は、平成6年、今から20年以上前にスタートしています。当時は携帯電話ではなく、数字やカナの簡単なメッセージと音で情報を伝える、ポケットベルと呼ばれるツールが主流でした。携帯通信が今日までの発展・普及を遂げるとは、予想できなかったかもしれませんが、創業者の先代経営者は先見の明があったと言えるでしょう。現在はドコモショップ東広島店、黒瀬店の2店舗体制により、多くのお客様へ多彩な携帯通信端末やシステムをご提案しています。その実績と高い成長率は、NTTドコモ本社からも評価されています。
 店舗のスタッフは今谷印刷の雇用となり、印刷部門との交流もあります。平均年齢は20代と若く、女性の採用が多い傾向です。当社では多くの女性スタッフが働きやすく、仕事を続けられる環境づくりにも、積極的な取り組みを実践しています。例えば子育てや介護などの事情がある場合は、勤務時間の調整等、社内で情報を共有しながらサポートし、離職率を抑えています。
 こうした雇用姿勢を反映して、携帯通信事業は好調に推移。印刷・広告事業と並ぶ両翼になり、新しい今谷イズムの将来計画へと存在価値も大きくなっています。スマートフォンやタブレットは、子どもから高齢者、性別を問わない幅広い世代の生活必需品となっています。その役割は今後も大きくなるでしょう。単なる代理店ショップではなく、総合情報企業の重要部門という位置づけを活かせば、当社にしかできないコミュニケーション提案も可能になります。そうした新しいチャレンジができるのも、携帯通信事業の強みです。

広告と携帯で広がるIMATANIの可能性へ

 地域と取引先からの信頼を重ねる印刷・広告事業。これからの豊かな暮らしに不可欠な携帯通信事業。この二本柱は、独立した異業種のように感じられるかもしれませんが、当社はそのようには考えていません。なぜならば総合情報企業を志向するIMATANIにとって、両部門の融合・相乗効果こそが、他社にない差別化になっていくのです。
 例えば印刷物の多くは紙類で占められ、パンフレットやカタログ、ポスター、チラシ、書籍など、皆さんにも馴染みは深いでしょう。それとは別に情報のデジタル化が進む現在、スマホなどの携帯端末は、重要な情報の窓口にもなっています。当社は取引先への提案にも、印刷物だけでなく、インターネット広告を取り入れ、同時に自社の携帯情報端末までを一体化させ、新たなコミュニケーション事業の創造を可能にしていきます。手のひらに情報媒体を持つ時代では、スマホのアプリやデータ受信が、広告・プロモーションの主役になるでしょう。
 当社は二つの事業を活用することで、独創的な発想を提案、今までにない説得力を感じさせる事業として、その役割が期待されます。そうした次代を創造していくのは人材。コンピュータやAIを扱うのも私たち人間です。人の創造力や発想はデジタルを超える存在。当社のスタッフも人の感性や感動にあふれたスピリットを忘れず、深化する情報という大海へ、航海を続けていきたいと願っています。

IMATANI CHALLENGING SPIRITS.

これからの当社を担うのは、好奇心を持ち続け、失敗を恐れずに挑戦できる人。
その熱意と可能性を、会社としてきちんとバックアップしたい。
お客様の高度でシビアな要求を、楽しめるぐらいがちょうどいい。
IMATANIの未来を、地域の新しいニーズを、いつも創る会社でありたい。

蔵田 和雄

profile

1960年に東広島市に生まれる。大学卒業後は大手の食品卸会社に就職、30歳を前に地元へ戻り、今谷印刷と縁があり転職。
異業種からの転身で、地域の老舗印刷会社に新しい風を吹き込む。最初は何円何銭の単位を使う紙の計算に驚いたとか。 代表となって以来17年、伝統と挑戦の両立で地域社会に貢献したいと誓う。