今谷印刷 座談会

お客様と重ねる妥協のない打ち合わせ。的確かつ大胆なデザイン制作。求められる色と形を具体化する印刷。そうしたプロセスが一体になり、生み出されるのがIMATANIの品質。それぞれのプロセスに携わるスタッフが、仕事へのこだわりを持つからこそ、チームで創り上げていく喜びがある。三者三様から三位一体へ。IMATANI品質の目指す道は一つだ。

チームの和とこだわりで 創るIMATANI品質。

異なる役割が一つになる

新川 まずは仕事の流れから確認しましょう。はじめに、お客様との窓口である私からお話ししますね。私の場合はお客様からお話をお聞きして、持ち帰った要望をまとめ、制作の担当と打ち合わせをします。この時に相手の思いを正確に把握していないと、制作工程で根本的なところからの行き違いなど、トラブルの原因になるので、それだけに入口となる責任は感じていますね。相手が何を欲しがっているのかが漠然としている時も多いですから。

市川 そうですね。漠然としている時もありますね(笑)。営業と打ち合わせをしながら、お客様の要望に沿ったイメージをカタチとして表現するのが私の仕事です。カタチになったものがお客様に気に入っていただければ校了になり、印刷の工程へ渡します。

後藤 刷版と印刷用のデータを受け取ったら、私たちが印刷機をオペレーションします。色は忠実に再現されているか、版ズレはないか、汚れはないか、等々チェックしながら、きめ細かく色調整をしていきます。ここは知識と経験が活きる工程ですね。

お客様の声や反応が刺激に

新川 印刷って本当にチームプレーを実感する仕事だと思うんです。営業だけでは要望をカタチにすることはできませんから。各部署一人ひとりのアイデアや協力が武器になりますね。私が以前の職場で営業として働いていた時はエンドユーザーの顔が見えにくかったこともあり、お客様の満足や不満、どちらも直接伝わってくるこの環境を楽しく思います。皆さんはどういう時に、自分の仕事に喜びを感じますか?そして、印象に残っている仕事とかありますか?

市川 自分の企画やイメージがカタチになり、うまく仕上がった時は嬉しいですね。お客様の原案をもとに制作部のスタッフがデザイン案を出し合い、社内コンペで選ばれたものを提出することもあります。入社してから部長に勝ったことのない私が、初めて社内から選ばれ、お客様に採用され喜んでもらったことが嬉しくもあり、印象に残っています。

新川 あの花束のポスターだね。あれは、お客様から社内向けに新しく声がけによるコミュニケーション活動をしたいからデザイン提案をしてほしいという案件だったんだよね。本当に白紙状態からのスタートだったね。

市川 私の案は、まず、お客様の社内で言葉を交わせる環境を作ろうという事をコンセプトで考えました。素直に花束をビジュアルにして、一本ずつ先端にハートマークをあしらい、そこに「ありがとう」などの言葉のメッセージを加えるというデザインをしました。

新川 女性が創りそうな案だった。

市川 そういうのが得意です。部長にも女子力高いって言われます(笑)。

新川 印刷の色味も淡い感じで苦労しましたよね。

後藤 そうだったね、淡い印刷は意外と苦労しますよ。特にプルーフでの色校正だったので、市川くんとやり取りしながら色合わせをしたよね。

市川 そうでしたね。

後藤 私はテーマに沿った「色」へのこだわりがしっかり印刷物に表現されて、市川くんと同じようにお客様から評価された時が喜びなんです。しかし、最近は先ほどのお話しのようにプルーフ(高性能インクジェットプリンタ)で色校正することが多くて、本刷りの色校正が少なくなっていますから、お客様の紙と色との関係へのこだわりが以前に比べ弱くなった気もしますね。

新川 最近はお客様の感覚もデジタル化していて、CTP〖computer-to-plate〗時代の印刷ってことが肌で感じられますよね。しかし、あの案件はクリアファイルやメモ帳など色んな販促ツールにも展開できて、本当にやりがいがありましたよね。

社内の結束とリレーションに強み

新川 ここで話しているように、今谷印刷の強みは、社内に営業・制作・印刷の担当部門があり、仕事の流れが一本化できることだと思います。何より、すぐ近くに相談できる役割があるのは心強いです。

市川 デザイン作業も最終的には一人で対応しますが、先ほどの社内競争のように、お互いのアイデアを出し合える環境はいいですね。営業・印刷の現場からすぐに声を聞けるのも助かっています。

後藤 全員がいいものを創りたいという意識がある。人は変わってもそこはブレない。印刷物は色み一つでイメージが大きく変わります。私が色にこだわるように、各担当者もこだわりを持つ環境にしていきたいですね。

新川 そうですね。お客様にもこだわってほしい。何のために、何を求めてオーダーするのか、そこが出発点だと実感しています。

市川 会社には柔軟で無理が言いやすい雰囲気があると思います。個性的な人も多いですが、あいさつができれば大丈夫(笑)。

後藤 やっぱり社内は平和が一番。小さなミスが起こるケースもありますが、お互いが全体に目を行き届かせていけたらと思います。当社はそれができる環境でしょう。

いつの時代にも「こだわり」を

新川 最後にこれからの目標を聞きたいですね。私は自分の知識や経験で、いろいろな引き出しを増やしていきたい。それをすぐに取り出せれば、たくさんのメリットが生まれる。今はデジタルの時代ですが、自分が見て・感じて・体感したことが大切。それがお客様や周りに役立つ知識になれば嬉しいですね。

市川 制作部としてはスタッフの感性を磨き、スキルアップする環境や意識づくりが必要と感じています。私は営業・制作・印刷の役割が、たし算ではなく、かけ算になるような相乗効果を、組織の総合力で達成させたい。そのためのつなぎ役になり、デザインの表現も高めていけたらと思っています。

後藤 会社も50年を越え、その間には多くの挑戦や変化があったでしょう。その中であり続けたのは、こだわりだと信じています。私はこれからも色にこだわりたい。人によって違うこだわりを結集して、今谷印刷にしかできない品質が創造していけるといいですね。

新川 今日は改めて話ができ発見がありました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

市川・後藤 こちらこそ。

interviewer
profile

  • 市川 寛

    市川 寛

    制作部 2015年入社

    広告は独学で勉強。今谷印刷への入社は軽い気持ちと挑戦の熱意が半々。

  • 新川 雄太

    新川 雄太

    営業部 2016年入社

    前職は商社の営業。まったくの畑違いだが、以前の経験も今に活かされているという。

  • 後藤 隆司

    後藤 隆司

    印刷部 2000年入社

    印刷工程ひと筋。もともと絵を描くのも好きで、色調に携わる仕事は役立っている。